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平成29年度「特別講演」開催

2018/02/26

 本校では、毎年、学生全員を対象に特別講演を行っています。卒業を控えた3年生には「卒業へのはなむけ」の意味も込められています。今年度は、救急医療の最前線でご活躍されている太田記念病院救命救急センター長、救急科主任部長の秋枝一基先生を講師としてお迎えしました。
 「救急医療のこれからと看護師に望むこと」と題して、「少子高齢化」「救急医療の現状」「これからの救急医療」「看護師に望むこと」について語られました。秋枝先生の信念と熱意に満ちた溢れた講演に、学生たちはぐっと惹きつけられました。

学生の感想・学んだこと
  • 救急隊員の医療行為を保証するメディカルコントロールがあると初めて知った。本当に救急でない119番通報を少なくするために、これからは身近な家族や親族、友人知人に、救急車の適正利用について啓蒙していきたい。
  • 講義や実習で太田記念病院は三次救急だと何度も聞いていたが、その体制も現状もよく知らなかった。秋枝先生の生の声を聞き、高齢化が進み、医療費の圧迫、救急医療に波及する問題、最終的に救われない命が増えるなど、深刻さと繋がりについてよくイメージできた。
  • 地域包括ケアシステムは「病院から在宅」のイメージが強かったが、救急医療体制の改善や地域連携の強化に繋がるということを学んだ。
  • 看護師に望むこととして「心配すること」が心に残った。これまでの実習を振返ってみたとき、記録や援助を終えることに精一杯で、患者さんに対して本当の心配はできていなかったと感じた。「心配すること」から何故?どうして?という疑問が生まれるので、大切な気持ちだと感じた。また、患者のために医師と戦える現場の看護師の存在を知り、カッコいいと思った。私も目指したい。





 
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