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特別講演「生きる」に寄り添う ―玉穂ふれあい診療所での実践―
2017/02/24
本校では、毎年、学生全員を対象に特別講演を行っています。卒業目前の3年生には「卒業へのはなむけ」の意味も込められ、1・2年生にとっても普段の授業では学べない分野での学びを得る機会となっています。今年度は、医療法人どちペインクリニック 長田牧江先生をお迎えしました。
最初、どちペインクリニックの歩みと看取りの状況、「死」について、「ホスピスとは」について話されました。また、「いのち」ってなあに?どこにある?かたちは?かたさは?いろは?と学生にたずねたり、学生たちと身近にやりとりされたりしながら講演を進めてくださいました。これまで先生が寄り添ってこられた多くの患者様がいらっしゃいますが、今回4人の方々の「いのち輝く生き方」を映像とともに紹介してくださいました。そして看護師生活40数年の歩みの中で、先生が学生に伝えたい看護の原点について、熱意と慈愛に満ちた口調で語られました。一人ひとりの学生は、看護の真髄にふれ感動と決意を胸に、新たな出発ができたことと思います。
学生の感想・学んだこと
- K君のいのちと夢は、彼の友人に繋がっていることを知り、自分が看護師を目指した動機と重なった。これからは看護師としてたくさんのいのちと夢を繋げていけるようになりたい。
- 『明日があるさとだらけている友へ 明日がない僕のことを忘れていないか?』というメッセージが心に響いた。患者様の “今” を共にするだけでなく、自分自身の “今” も精一杯に生きて「生きる」に寄り添う看護に魅力を感じた。
- 『助産師があるなら助死師があってもいい』という「助死師」という言葉に衝撃を受けた。この真意を理解するにはまだまだ時間がかかると思ったが、今後多くのことを勉強しつつ人として成長することも看護師として大切だと分かった。
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