今年度の特別講演は、緩和ケア診療所いっぽにおいて在宅緩和ケアの医師としてご活躍中の萬田 緑平先生をお迎えして行われました。
多くの患者様の最期を看取られたご経験からお話しをいただき、「本人の意志を徹底的に支援する」という先生の緩和ケアに対する信念がとても良く伝わる、心に響く講演でした。
3年生は明日、卒業式を迎えます。本校の教育目的の一文にも掲げている「生涯を通して最期までその人らしく生を全うできるように援助する」ということを、涙しながら学んだ今回の講演は、これから看護師になり多くの患者さんの生と死に立ち合っていく際の手助けになっていくことと思います。
最後に3年生が「死と向き合うことはまだまだ怖いですが、今日感じたことを胸に看護師になったら患者さん一人ひとりの最期にしっかりと向き合っていきたいと思います。」と感想を述べ、先生から「看護師は患者さんの死と身近に向き合える素敵な職業です。頑張ってください。」とお言葉をいただきました。 |