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平成29年度 学習成果発表会を開催
2017/11/02
11月2日(金)、授業科目「理論と実践Ⅱ(理論と実践の活用)」の最後の時間となる『学習成果発表会』が1・2年生、教員、実習病院指導者も同席するなか開催されました。この授業は、これまでの看護学実習を振り返り、未解決の問題や気がかりな事象を取り上げ、研究成果を活用した問題解決過程を論文としてまとめ発表する方法を学びます(授業開始前課題に看護系学会の参加があります)。
発表は事例研究24題、事例検討4題でした。発表後の質疑応答も座長を中心に活発に行われ、お互いに看護を探求していく姿勢がうかがえました。また、発表会の運営もクラス全員が協力し合い、心ひとつに取り組みました。発表会は9時から16時までの長時間にわたりましたが、達成感に満ち溢れた3年生の笑顔がありました。
発表会を終えて
3年生:学会参加、文献検索、論文作成、論文集作成、発表会までの一連の過程を終了し、学んだこと
- 学会参加を通して、プレゼンテーションや質疑応答など看護研究の実際と共に、看護研究の意義や必要性も学ぶことができました。
- 論文による裏づけ、他者からの客観的な視点により、自分の行ってきた看護の効果や意味を見出すことができました。さらに、新たな課題をみつけることもできました。
- 今後、困難な場面、気がかりな場面に直面したときに、集録集や掲載されている文献を検索することで、早期の問題解決へと繋がり、日々よりよい看護を提供する足がかりとなることを学びました。
初めて先輩の発表を聞いた1年生の感想、学んだこと
- わかりやすくまとめられた事例研究結果や活発な意見交換を間近で見て驚くばかりでした。聞き易い速度で話したり、積極的に質問したりしていた。自分たちはこれからもグループワークなどで発表する機会が多々ある。3年生の態度を見習いたいです。
- 全体を通して先輩方の実習に対する真剣な姿勢が感じられた。改めて「3年生って凄い!」と思いました。発表のなかで、今私たちが学習している学びがしっかりと活かされており、もっと学習に力を入れたいという気持ちになりました。
成人看護学実習Ⅱを終了して間もない2年生の感想、学んだこと
- 1年生のときはただ凄いなあと思うばかりでしたが、3つの実習を終えた現在、「自分だったらどうするだろう」「受け持ち患者さんにこんな関わりができるだろうか」などと、考えながら聞く事ができて、とても勉強になりました。
- 文献と聞くと難しそうなイメージがありましたが、文献・理論を活用することにより、患者の理解がより深まり、説得力があるなあと感じました。上手に活用して先輩方のような完成度の高い看護研究にしていきたいです。
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