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平成28年度 学習成果発表会を開催
2016/11/04
11月4日(金)、授業科目「理論と実践Ⅱ(理論と実践の活用)」の最後の時間となる『学習成果発表会』が1・2年生、教員、実習病院指導者も同席するなか開催されました。
この授業は、これまでの看護学実習を振り返り、未解決な問題や気がかりな事象を取り上げ、研究成果を活用した問題解決過程を論文としてまとめ発表する方法を学びます(授業開始前課題に看護系学会の参加があります)。
発表は事例研究23題、事例検討5題でした。発表後の質疑応答も座長を中心に活発に行われ、お互いに学びあい探求していく様子がうかがえました。
丸一日かけた長時間に及ぶ発表会でしたが、終了後は達成感に満ちた3年生の笑顔がありました。
来週から統合実習ですが、研究成果を活用したステップアップが期待できそうです。
発表会を終えて
3年生:学会参加、文献検索、論文作成、論文集作成、発表会までの一連の過程を終了し、学んだこと
- 授業を通して、看護が多くの人によって研究され発展し、今の看護があるということ、今までの研究を活用しながら、看護の発展・質の向上に努めていくという重要な役割が私たちにあるのだと学んだ。
- 今回、論文を読んでいる際、疑問が、雲が消え去り晴れた瞬間があった。もっと早く論文を活用できたらと考えた。今後、漠然と感じる違和感や疑問を明確にするよう意識的に研究成果を活用していきたい。
- 研究論文を作成することで多くの人の手に渡り、情報が広がり発展していくが、その中でも対象となった患者様やご家族への倫理的配慮は忘れてはならないことも学んだ。
初めて先輩の発表を聞いた1年生の感想、学んだこと
- 全てにおいて対人間であるからこそ、個別性や難しさ、看護者-患者間の考え方にズレや葛藤等があることを学んだ。と同時に堂々と研究成果を発表していく3年生の姿をみて「私も2年後は先輩方と同じところまで登りつめていくんだ」と胸がつまり、「早く患者さんと関わりたい」と思えました。
- 各群の質疑応答では「今どう思っているか」「次はどのようなケアが出来るか」などの質問にどの発表者も納得いく回答になっていました。
成人看護学実習Ⅱを終了して間もない2年生の感想、学んだこと
- 3年生は凄いということはもちろん、自分たちの成長にも気付かされました。1年生のときは病棟のイメージもつかず、ただ圧倒されていました。3つの実習を経験した今は、同じ状況にあっても、こんなふうに考えられるんだとか、そんなところに目を向けているんだと3年生の偉大さを感じました。また、文献を活用することで患者の理解がこんなにも深まるということを学びました。
- 先輩たちも私たちと同じく悩み、多くの「できないこと」を乗り越えて今があるとわかりました。自分の不甲斐なさに泣けてくることもありますが、これをのりこえることで私たちも3年生になれるんだと思いました。
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